社内で新たに宇宙部署を作るひとつのパターン
港区立産業振興センターが主催する「オープンイノベーションで加速する宇宙ビジネス ここだけのハナシ」に参加し、ここ数年で新たに宇宙関連部署を立ち上げた方々のパネルディスカッション、裏話などを聞いて来ました。
様々な経緯から、皆さん苦労して宇宙事業を立ち上げて来たのが良く分かりましたが、その中でいくつかの共通点が見えてきました。
①発起者の強い情熱
まず、発起者の強い情熱と意思が不可欠です。立ち上げる時には、様々な壁が訪れます。担当役員の理解、資金調達、売上目標、技術的な問題などもそのひとつ。宇宙業界の方々と関わりつつ様々な情報を自らにインプットし、リーダーとしてこの壁を突破していく必要があります。
②ボトムアップ
動き出すと話が大きくなってきますので、社内に同志を集め、宇宙を目指したい社員が集まるチームを作っていく必要があります。そこには発起人の情熱が不可欠。皆さんで講演会に参加したり、宇宙飛行士に会ったりするのも良いきっかけになります。社内技術をどう活かすか?皆さんでブレストするのも良い案です。
できるだけ多くの部署からチームに入ってもらい多様性を形成するのも重要です。
③トップダウン
会社として宇宙を目指す場合、やはり担当役員や社長に理解してもらわなければなりません。まめに情報をインプットし、チーム活動の報告は勿論重要ですが、JAXAや宇宙業界の方が来社する時など、打ち合わせに参加してもらうと理解を深めてもらう良いチャンスです。講演会なども含め、リアルな宇宙業務の現実や盛り上がりを見てもらい、チームの支援者になってもらう必要があります。
④タイミング
ボトムアップとトップダウンをどこで融合させるのか?提案をどのタイミングで発表するのか?これも非常に重要です。
社内公募や中期計画立案のタイミングに併せ上記全てを融合、情熱を持って会社に提案します。
上記は、比較的規模の大きい会社のパターンのひとつとなりますが、情熱だけでは空回りしてしまいますので、しっかりとしたプロセスが重要です。
夢を現実に変えていく。。。2moonはそこをお手伝いいたします。
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