
月着陸機「レジリエンス」打ち上げ成功!!
普段からお世話になっているispace社の月着陸船「レジリエンス」が、1月15日無事打ち上がり、予定軌道に投入されました。これから4~5カ月程度かけて月へ向かい、2度目の月面到着にチャレンジする予定です。1回目の挑戦もあともう少しのところまで行きましたが、ランダー(月着陸船)の高度情報の問題により月面に激突し、失敗してしまいました。
私は前職で、月面無人探査レースGoogle Lunar X Prizeに参加していたHAKUTO(ハクト)チームとの共同研究を通して、ローバー(月面探査車)の運用性評価および訓練の提供を行っていました。「きぼう」運用でのLessons Learnedを運用・運錬設計や試験評価に活かしていたわけです。しかし、このHAKUTOチームの挑戦は、ロケット調達を行うインド企業が、資金不足によりロケットの調達に失敗したことにより打ち上げを断念。レースの期限が延長されなかったことにより、勝者がいないまま終了し、「人類史上初!民間企業が月面に行く!」という夢は潰えてしまったのでした。打ち上げ2カ月前の悔しい出来事でした。
当社の社名である「2moon」(To the moonの意)はこの悔しさから来ているものでもありますが、今回のチャレンジも心から応援し、注目しています。是非、今度は成功して、日本企業が月へのアクセスの重要インフラになることを願うばかりです。
頑張れ「レジリエンス」、頑張れispace!
ispace社のプレスリリースはこちらから。